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ゴールデンレトリーバーは初心者にも飼いやすい?冬におすすめの犬服&おもちゃを紹介! 2025/12/10 更新

雪の中で笑顔のゴールデンレトリーバー

美しく輝く被毛と、しっかりした体つきが魅力のゴールデンレトリーバー。その温厚な性格と賢さから、「比較的、初心者でも飼いやすい大型犬」と言われています。また、ダブルコートで寒さに強い特徴もあります。今回はそんなゴールデンレトリーバーをお家に迎える前に知っておきたい、性格や飼い方のコツをご紹介。冬におすすめの犬服、室内で遊べるおもちゃもセレクト。冬を元気に楽しく過ごすためのポイントをお届けします!

ゴールデンレトリーバーってどんな犬?魅力や性格は?

散歩中のゴールデンレトリーバー

19世紀のイギリスで誕生したゴールデンレトリーバーは、猟師のサポートをする「鳥猟犬」として飼育されていました。「レトリーバー」は英語の「retrieve=回収する」 に由来し、撃ち落とされた鳥をくわえて持ち帰ることから名づけられています。協調性があり、人を助ける仕事が得意なことから、家庭で飼われるだけでなく、警察犬や盲導犬、人々の心身を癒すセラピードッグとしても活躍しています。

ゴールデンレトリーバーの基本情報

《サイズ》

体高:牡:56~61cm、牝:51~56cm

《見た目》

アーモンド形の目と垂れた耳、豊かな表情が親しみやすい印象を与えます。大型犬らしい、均整のとれた力強い体つきをしています。

《被毛の特徴》

被毛の色はゴールド、またはクリーム。豊かに輝く被毛が全身を覆う、長毛種のダブルコートです。長くしっかりした「オーバーコート(上毛)」が水や汚れをはじき、柔らかく密集した「アンダーコート(下毛)」で体温調整を行います。この2種類の被毛により、寒さに強いのが特徴。

《性格》

優しくフレンドリーで人懐っこい性格です。遊び好きで愛情深いため、たっぷり甘えさせてあげましょう。家族を大切にし、子どもとの相性もよく、他の犬とも仲良くできます。ただし、誰にでも友好的なため番犬には不向きです。

《かかりやすい病気》

遺伝や栄養バランスの偏り、成長期の過度な運動などの要因から「股関節形成不全」になりやすい傾向があります。室内で飼育する場合は滑りやすいフローリングを避け、太りすぎないように注意しましょう。「アレルギー性皮膚炎」を発症しやすいため、定期的なシャンプーやブラッシングでお手入れを。寒さに強い一方、暑さに弱いため、夏場は熱中症にご注意を。医療機関での健康診断を定期的に受けて、体の状態をチェックしてあげてくださいね。

初心者にも飼いやすい大型犬、ゴールデンレトリーバー!しつけや運動のポイントは?

外の芝生ではしゃぐゴールデンレトリーバー

穏やかで賢い性格から「初心者にも飼いやすい」と言われるゴールデンレトリーバー。飼い主さんとのコミュニケーションを好むため、愛情不足はストレスの原因になります。家族で触れ合う時間をしっかりとりましょう。
大型犬のため、室内飼育の場合は、愛犬が歩き回り、くつろげるスペースを十分に確保しましょう。フローリングは滑りやすくケガにつながるため、ラグやマットなどを敷くと安心です。室外飼育の場合は、犬小屋に加えて、愛犬の脱走、また防犯のためにもフェンスなどを設置しましょう。

しつけのポイント

一般的に、無駄吠えや噛みつきは少ない犬種です。とはいえ、大型犬のため体力があり、成犬になると力も強くなるため、トラブルを防ぐためにも、子犬のころからきちんとしつけることが重要です。褒める、おやつを与える、遊びを取り入れるなど、楽しみながらルールを覚えさせましょう。

運動のポイント

1日に必要な運動量は、合計で1~2時間程度が目安です。散歩は、朝と夕方など、1日2回に分けて行うのが理想的です。運動不足はストレスや肥満を招くことも。ときには、散歩以外にも、ボール遊びやフリスビー、軽いジョギング、ドッグランなどで、思いっきり体を動かす機会をつくってあげましょう。水鳥の狩猟をサポートしていた猟犬のため、水泳も得意です。夏場は水遊びをするのもおすすめです。

ゴールデンレトリーバーのシャンプーやブラッシングの頻度は?抜け毛対策は?

ブラッシング中のゴールデンレトリーバー?抜け毛対策は?

豊かに輝く被毛をもつ、ゴールデンレトリーバー。ここでは、被毛のお手入れについてご紹介します。

ゴールデンレトリーバーのシャンプーは基本的に1~2か月に1回程度でOK。タオルドライと熱すぎないドライヤーでしっかり乾かしましょう。

ブラッシングは、抜け毛や毛玉の予防、ノミ・ダニの除去、皮膚の状態のチェックを兼ねて、2~3日に1回を目安に行います。春と秋の換毛期には大量の抜け毛が発生するため、毎日のブラッシングが必須。愛犬とのコミュニケーションも兼ねて、こまめにお手入れしましょう。

基本的に全身のトリミングは必要ありません。汚れやすいお尻の毛、同じように汚れやすく、伸びると滑りやすくなる足裏の毛などを月に1回程度カットするだけで良いでしょう。

寒さもへっちゃら!?ダブルコートのゴールデンレトリーバーと冬を楽しく過ごそう!

ベッドの上で毛布の中に入るゴールデンレトリーバー

寒さに強く、冬でも活動的に過ごせるゴールデンレトリーバー。とはいえ、愛犬が元気に過ごすためには、季節に合わせた環境づくりが欠かせません。 屋内で飼育する場合は、室温を適温に保ちましょう。 一般的に、愛犬が快適に過ごせる室温は21℃~25℃前後、湿度は50~60%と言われています。暖房を使用する時期は、エアコンの風が直接、愛犬の寝床に当たらないように工夫を。また、暖房器具の使用により、乾燥しすぎないように注意しましょう。

屋外で飼育する場合は、犬小屋にも毛布や断熱材を敷く、犬小屋の周りに風よけを設置するなど、防寒対策を行います。気温が0度を下回るような、寒さが厳しい日は屋内に入れるようにしましょう。ブルブル震える、体を丸めてじっとしているなど、寒がっているサインがないか、こまめに様子を確認します。

愛犬が大好きな散歩も、寒い季節には気をつけたいポイントがあります。まず、冷え込みが厳しい朝晩を避けて、日中の暖かい時間帯に出かけましょう。また、暖かい屋内から、急に寒い屋外に出ると、愛犬の体に負担がかかり「ヒートショック」を招く危険性も。玄関で外気に慣らす、準備運動をする、犬服を着せるなどの対策をしましょう。

雪が降る地域では、犬用の靴の着用や肉球クリームで、雪玉の付着や凍傷から足元を保護します。それから、長毛に雪玉がついて体を冷やさないよう、犬服での防寒対策も忘れずに。雪道で足元が滑らないよう気をつけましょう。

もし、愛犬が寒さで外に出るのをイヤがる場合は、無理に外出させないこと。とくに、子犬や老犬、持病のあるワンちゃんは要注意です。寒さや悪天候で外出できない日は、知育トイや引っぱり遊びなど、室内遊びで運動不足を防ぎます。

ゴールデンレトリーバーにおすすめのあったか犬服&室内で遊べるおもちゃ

ボールおもちゃで遊ぶゴールデンレトリーバー

ゴールデンレトリーバーが冬をより快適に過ごせる、あったか犬服をピックアップ。外に出かけられない日も室内で楽しく遊べるおもちゃ、この季節に活躍するブランケットも併せてご紹介します。

寒い季節のお出かけに大活躍!暖かくておしゃれな犬服

冷え込む時期のお散歩には、防寒ウェアがお役立ち。着せやすさで人気のフリースベストは、軽くてあたたかいボア素材。デニムライクな素材のパーカーは、伸縮性のあるスウェット生地に裏起毛を使用。

おしゃれを楽しみたい日にぴったりなのが、デザイン性と機能性を兼ね備えたウェア。ラルフローレンのポロシャツは、背中に施されたシグネチャーのポニー刺繍がアクセント。スタイリッシュなトミーヒルフィガーのロゴフーディーは、プルオーバースタイルで着脱も簡単です。

大型犬のワンちゃんも大満足!室内遊びにぴったりのおもちゃ

お家の中で過ごす日は、おもちゃを使って楽しく体を動かしましょう。どんぐりのノーズワークおもちゃは、カサカサ音やピーピー音に加えて、嗅覚を使いながらのおやつ探しに、愛犬も夢中!ロープトイは、引っぱり遊びや噛む遊びにぴったり。歯茎のマッサージにも役立ちます。

外でも室内でも。ふんわりやさしい冬用のブランケット

やわらかな肌触りで人気のジェラートピケから、愛犬の冷えを防止するブランケットが登場。ペット用のクッションやケージ内に敷いたり、ドライブなどお出かけ時に使ったりすることで、愛犬の冷えを防ぎます。

シャンプー後の冷え防止に。愛犬の体をすばやく乾かすタオル

シャンプー後は愛犬の体を冷やさないよう、しっかり乾かします。抜群の吸水力をもつマイクロファイバーのタオルは、ドライヤーの時間が短縮でき、シャンプー後のお手入れにぴったりです。

背丈や首まわり、体重からサイズを探したい場合はこちらをチェック

ボールおもちゃで遊ぶゴールデンレトリーバー

寒さに強い特徴をもち、飼い主さんに寄り添ってくれるゴールデンレトリーバー。体調管理に気をつけながら、冬も楽しく過ごしてくださいね。家族の一員として大切に接していれば、ワンちゃんもその愛情に応えてくれるはずですよ。

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しおせ犬猫病院 塩瀬 将之 院長

しおせ犬猫病院 塩瀬 将之 院長

2000年に日本獣医畜産大学(現:日本獣医生命科学大学)を卒業後20年以上に渡り獣医として活躍中。
2009年5月に神奈川県横浜市に『しおせ犬猫病院』を開院後は、自身も動物を飼っていることから、動物たちを愛する飼い主として、飼い主さんの立場に立ち動物に寄り添った診療をされています。

◆しおせ犬猫病院 公式サイト

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